帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水痘(みずぼうそう)ウイルスが体内に潜伏し、加齢やストレス、免疫力の低下などをきっかけに再活性化して発症します。主な症状は、皮膚の発疹と強い痛みで、「帯状疱疹後神経痛(PHN)」という長引く神経痛が残ることがあります。50歳以上で発症リスクが高まります。

◎ ワクチンの種類・特徴

帯状疱疹ワクチンには2種類あります。どちらか一方のみ選択して接種します。

ワクチン名種類接種回数・方法予防効果自己負担金(豊中市)主な特徴
ビケン生ワクチン1回(皮下注射)1年後:約60%
5年後:約40%
4,500円免疫抑制状態の方は接種不可
シングリックス組換えワクチン(不活化)2回(筋肉内注射、2~6か月間隔)1年後:約95%
5年後:約90%
11,000円×2回(合計22,000円)免疫状態問わず接種可

◎ 対象者(2025年度)

2025年度内に65歳になる方

60~64歳で特定の免疫障害がある方(身体障害者手帳1級相当など)

経過措置:2025年度~2029年度は70・75・80・85・90・95・100歳になる方も対象。

◎ 接種の流れ

豊中市から届いた「接種券」と本人確認書類を持参し、予約無しでご来院ください。

医師と相談のうえワクチンの種類を選択し、別日で接種日程の予約をします。

シングリックスの場合は2回目の予約も必要です(1回目から2か月以上、6か月以内)

接種後は副反応(注射部位の痛み、腫れ、発熱、筋肉痛、倦怠感など)が出ることがありますが、通常は数日で改善します。

ワクチンは予約制です。納入に1週間程度かかる場合があります.

接種券が届いていない場合やご不明点は、豊中市保健所までご相談ください。

帯状疱疹は予防が大切です。ご自身とご家族の健康のため、定期接種の機会をぜひご活用ください。